変わりゆくポートアイランド。 [09/18]

先日「IKEA」へ向かうポートライナーの車内から見たポートアイランドの風景が変わって
来ていることに気がつきました。ちょっと気になったので、ポートライナーで上から風景
を観察しながら、久々に神戸空港まで行ってみることにしました。


【神戸空港のデッキから見た「ポートアイランド」。】


神戸空港に到着して、最初に向かったのは私のお友達「コーベアー」のショップ。（笑）
すべての「コーベアー」グッズが揃うのは実は神戸空港のショップのみです。今回は新作
の「トートバッグ」と「キャラメルバッグ」を買ってきました。「トートバッグ」の絵柄
はポストカードと同じものです。また「キャラメルバッグ」のキャラメルはオリジナルの
もので「コーベアー」を意識してか「チョコレートキャラメル」でした。


【「TOWER」バージョンの「トートバッグ」。】


【「キャラメルバッグ」と中身の「オリジナルチョコレートキャラメル」】


【「キャラメルバッグ」の裏面では「コーベアー」が海水浴を。（水泳が特技です。）】


ちょうどお昼だったので、レストラン街で食事をすることに。1人ということもあって、
いつもながらの某コーヒーショップでサンドイッチを食べることにしました。ここで驚き
の事実を知るのです。神戸に本社を置くこのコーヒーショップでICカードの「PiTaPa」が
使えないのです。他の電子マネー（「iD」や航空会社系カード）が使えるだけにショック
でした。「コーベアー」のショップなどでは使えるのに・・・。ポートライナーの駅にも
テナントで入っているので、是非「PiTaPa」が使えるようにして欲しいものです。

食事を終えるとちょうど、羽田行のスカイマーク108便が離陸の準備を始めていました。
4階のデッキに向かい離陸を見送ることにしました。


【離陸した神戸空港発「スカイマーク108便」。】


タイミング良く飛行機の離陸を見ることが出来たので、神戸空港を後にして本来の目的の
ポートライナーで上からポートアイランドの風景を観察することにしました。神戸空港に
向かう途中、気になっていたポイントは既に確認していました。

何よりも最近変わったなと感じるのはポートアイランドの交通手段「ポートライナー」。
神戸空港の開港で路線や運行の形態が大きく変わったのですが、それ以上に最近は車両が
新型に変わっています。往復ですれ違った「ポートライナー」のほとんどが「2000系」と
呼ばれているステンレス製の車両で以前のクリーム地に緑の帯が入った車両は往復ともに
1本でした。私が乗車したのも往復ともに新型の「2000系」でした。ポートアイランドの
「開島」と同時にその交通手段として25年間、海上を走り、潮風にさらされ続けたことに
よる老朽化から2009年にはすべてが新型の「2000系」に置き変わるようです。


【新型車両の「2000系」。（神戸空港駅にて）】


続いて「ポートアイランド南（花鳥園前）」付近から「神戸空港」方面を観察しました。
ここからは「神戸花鳥園」と2005年から2007年まで3年間「a-nation神戸公演」の会場
に使用されていた西側の暫定広場が見えます。暫定広場には次世代スーパーコンピュータ
の研究施設が建設されることが昨年決定しました。既に工事は始まっており、現在は深く
地面を掘り下げて、地下部分の工事をしていました。施設の用途から免震などの地震対策
工事をしているのでしょうか。

4枚目の画像はそのロケーションからも「a-nation神戸公演」の会場であったことが判る
人も多いと思います。


【「a-nation神戸公演」の会場跡地。クレーンや工事用の柵が見えます。】


【現場ハウスをアップで。「次世代スパコン建設　新築工事」の文字が見えます。】


【地下部分の建設現場です。何やら多くの鉄筋が見えています。】


【「神戸空港」をバックに。】


今度は「先端医療センター前」です。「市民広場」から続く長い「ムービングウォーク」
の終点です。「ポートライナー」が「神戸空港」まで延びるまで「ムービングウォーク」
がいわゆる「ポートアイランド2期地区」に向かう唯一の手段でした。「a-nation」の際
には歩かれてその距離に驚かれた人も多いことでしょう。駅名にもなっている「先端医療
センター」の北側にある暫定広場には2010年の開院に向けて、同じポートアイランド内に
ある神戸市の「中央市民病院」が移転することが決定しています。今の「中央市民病院」
もポートアイランドの「開島」と同時に現在の新神戸駅前にある「クラウンプラザ神戸」
付近から移転してきました。25年という年月は建築物として機能はまだ維持出来るものの
年々進化を続ける医療機器やそれを支える情報通信技術に対応するためには、現在の病院
を機能させながら整備することは、病院というその特殊性から極めて困難なことから新築
移転となったそうです。


【現在の「神戸市立医療センター中央市民病院」。今でも斬新なデザインです。】


以前はこの暫定広場には大屋根があり、芝生の簡易コートもありましたが現在は撤去され
「新中央市民病院」の建設工事がいよいよ始まった模様です。




【「先端医療センター」横の「新中央市民病院」の建設現場。】


このようにポートアイランドは「開島」から25年を境に目に見えて変わってきています。
その一方で島内の過疎や高齢化が問題になっています。海上未来都市のポートアイランド
は転身の時期に来ていると思います。2期地区は「神戸空港」効果もあり、企業の進出が
盛んですが、住宅地の多い1期地区は大学の進出などの話題もありますが高層住宅が多い
場所特有の問題も抱えているようです。せっかくの海上未来都市を活性化させて欲しいと
思います。

最後に今回ポートライナーから観察していて、今まで気がつかなかったことがあります。
それは、ポートアイランドと対岸の三宮方面を結ぶ大きな橋が実は車道とポートライナー
で別の橋だったこと。車道の方が良く聞き慣れた「神戸大橋」ポートライナーが走る橋は
「ポートピア大橋」というそうです。横から見ると平行に並んで見えるので「神戸大橋」
の一部と思い込んでいました。偶然、橋の名前を書いたプレートが見えて気付きました。
これは新たな発見でした。（笑）


【左が「神戸大橋（車道）」、右が「ポートピア大橋（ポートライナー専用）」】